ザッケローニもろとも賞味期限切れ 協会トップと強化責任者のノーテンキ

公開日: 更新日:

 サッカー日本代表の欧州遠征に帯同していた日本サッカー協会幹部連の“ノーテンキ”コメントが物議を醸している。

 日本代表に関して「めちゃくちゃ悪いわけではない」と話したのはサッカー協会の大仁邦弥会長。続けて「悪いところが分かれば対処しようもあるが、何となくうまくいっていないのが最大の問題」と言った。

 ところが、ザッケローニ監督を招聘(しょうへい)した張本人の原博実・強化担当技術委員長は「良くなかった」と真逆コメント。さらに「今は一喜一憂する時期ではない。1、2試合で考えを変えるつもりはない」とW杯本大会までザッケローニ監督に任せることを強調した。

「サッカー界のトップと強化担当の責任者の意見が食い違うのは見苦しい」と話すのはサッカーライター・平野史氏だ。

「試合の評価や選手の巧拙は見る人によって意見が分かれても、それはサッカーファンなら許せるが、サッカー協会の幹部が悪くない、良くないと異なる意見を発信するのはいかがなものか。原委員長が『考えを変えるつもりはない』とコメントしましたが、現時点での協会の総意は『ザック続投』なのでしょう。そうならば、会長も強化委員長も『ザックを全力でサポートする』と口を合わせて発信すべき。会長と委員長の間に意思の疎通は図れているのか、疑問に思わざるを得ません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"