大砂嵐がやっと白星も…角界に「外国人部屋」待望論

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大相撲九州場所 3日目>

 エジプト人力士が苦しんでいる。
 大相撲九州場所3日目、新入幕の大砂嵐(21)が千代鳳を上手投げ。出だしから2連敗のあと、ようやく初日が出た。

 この日も腕力頼みの投げで勝ったように、大砂嵐が悩んでいるのが腰高の相撲だ。足が長いだけに、どうしても重心が高くなる。今場所前は欠点克服のため、中腰の姿勢を保ったままハンマーでタイヤを叩くなどの特訓をしていた。

 先場所中のラマダン(断食月)を別にしても、環境面での悩みも尽きない。言葉は上達しているものの、なにせ慣れない日本。気分転換に外出しようとしたところ、師匠の大嶽親方(元十両大竜)に「相撲と関係ない場所に行くな」と一喝された。現在、外国人力士は1部屋1人と決まっているので、苦しみを分かち合う相手もいない。あの白鵬ですら、
 「私が入門した時は1部屋に外国人は2人までだったので、龍皇というモンゴル人の先輩がいた。あの人がいなかったら、とっくに相撲をやめていた」と言う。

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