FA西武・片岡を悩ます「移籍候補」と「ネオン街」

公開日: 更新日:

 FA宣言した片岡治大(30)に興味を示しているのが、巨人楽天中日の3球団。希望は在京球団というから巨人一本と思いきや、ハナシはそう簡単ではないようだ。

 ある球界関係者が言う。

「ヤス(片岡)は今季も女子アナ加藤綾子とウワサになったように、チームきっての遊び好き。東京近郊のチームなら六本木などにも出やすい。ただ、巨人はいわゆる『紳士の球団』。西武にいる時ほど好き勝手は出来ないだろうし、規律も厳しい。ヤスがFA宣言したのは『見苦しい茶髪・ヒゲ・長髪は禁止! ユニホームの裾も上げろ!』と口うるさい伊原新監督にへきえきしているからというのもある。西武以上に素行にうるさい巨人に移籍したら何のためにFAしたのかわからなくなる」

 楽天の本拠地・仙台には国分町というネオン街がある。復興特需は収まりつつあるが、それでも規模は東北随一だ。問題は片岡のケガの多さ。今季は4月に左ヒザ裏痛を訴えて長期離脱し、72試合にしか出場出来なかった。11年は左肩の脱臼でオフにメスを入れ、昨季も右手首の靭帯(じんたい)を負傷。寒い仙台ではこれまで以上に故障が怖い。そうした事情もあり、片岡本人が楽天への移籍には難色を示しているという。

 では中日かというと、こちらも問題がある。全国でも有数の繁華街である名古屋の栄はどの店も閉店が早く、ナイター後では落ち着いて遊ぶことが出来ないからだ。

 片岡の悩みは尽きない……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る