楽天・田中メジャー移籍一転白紙 MLBが「新入札制度」破棄

公開日: 更新日:

 楽天田中将大(25)のメジャー移籍に暗雲だ。

 14日、日本プロ野球選手会が新しいポスティングシステム(入札制度)を2年限定で受諾を表明。田中の大リーグ行きが一気に進展するかと思われたが、今度は大リーグ機構(MLB)が態度を硬化。現地14日(日本時間15日早朝)のオーナー会議のあと、マンフレッド最高執行責任者が日米間で合意していたポスティングシステムの新制度を取り下げ、日本野球機構(NPB)に修正案を提出することを発表したのだ。

「日本には迅速な対応が必要だと伝えているが、正式な返事はまだない。日本の総意が出るのに時間がかかりすぎて、情勢は変わった」(マンフレッド氏)

 MLBが日本側に提案したが、数週間も回答がなく、その間、オーナーの間には果たして提案した内容でよかったのか、再考すべきではないかとの考えが強くなってきたという。

 日米で合意していたのは、次の2点。

(1)新制度では独占交渉権は最高金額を入札した球団のみ

(2)日本の球団に支払う金額は最高額と2番目の入札額の間

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで