ソフトバンクの意中は王建民より「第2のオセゲラ」

公開日: 更新日:

<名より実>

 ソフトバンク王貞治会長(73)といえば、台湾でも英雄として名高い。その王会長が「台湾の至宝」王建民(33)と接触していることが、地元で話題になっている。

 王建民はヤンキース時代の06、07年に2年連続19勝を挙げ、06年は最多勝のタイトルも獲得。今年のWBC2次ラウンドでは台湾代表として、日本を6回無失点に抑えている。今季はブルージェイズで1勝2敗、防御率7.67。3Aでは17試合に先発し、8勝7敗、防御率2.87という数字だ。

 台湾メディアはソフトバンクが入団を求めるため、「王会長が王建民を説得している」と伝えている。ある球団OBは「むしろ逆ですよ」と明かす。

「本人が親しい関係者には、『日本でやるなら、王会長と郭泰源投手コーチのいるソフトバンクがいい』と言っているのは事実。でも、ホークスからすると現在はどうしても欲しいという選手ではない。王建民は日本のファンにも名前が売れているし、台湾の観光客も球場に呼べる“おいしい”選手ですが、肝心の実力が……。かつてゴロを量産したシンカーの制球力は健在も、球のキレはイマイチ。調子の波が大きいのも不安です。最近は高額メジャーリーガーで失敗が続いたこともあり、孫オーナーも『知名度や過去の実績より、今の力で判断しろ』と通達しているそうです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較