広島は頭が痛い 「大竹バブル」で加速するマエケンのメジャー行き

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「いくら何でも評価が高すぎ。ウチの選手にも悪影響が出ますよ」

 広島関係者がこう呆れるのが、12日にFA宣言した・大竹寛(30)のこと。各球団が予想外ともいえる争奪戦を繰り広げているからである。

 大竹がFA権行使を表明した直後に、ソフトバンクの王会長が「いい人が(FAの)手を挙げてくれた」と話せば、巨人・原沢球団代表兼GMも「先発の穴を埋めていく候補」と発言。楽天の安部井スカウト部部長は「十分な調査はしている。高く評価している」とベタ褒め、早くも長期複数年契約を提示する構えを見せている。

 大竹は今季、2年連続2ケタ勝利となる10勝をマーク。チームの16年ぶりのAクラス入りに貢献したのは事実だが、その一方で10敗している。実質“貯金”は「ゼロ」で、プロ12年でのシーズン最多勝利も2012年の11勝止まり。タイトルとも無縁。過去には何度も右肩を故障した。そんな投手に複数球団が群がるのだから、広島の投手陣が、「オレたちももっと評価されていいんじゃないか」と思っても不思議ではない。

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