広島は頭が痛い 「大竹バブル」で加速するマエケンのメジャー行き

公開日: 更新日:

「いくら何でも評価が高すぎ。ウチの選手にも悪影響が出ますよ」

 広島関係者がこう呆れるのが、12日にFA宣言した・大竹寛(30)のこと。各球団が予想外ともいえる争奪戦を繰り広げているからである。

 大竹がFA権行使を表明した直後に、ソフトバンクの王会長が「いい人が(FAの)手を挙げてくれた」と話せば、巨人・原沢球団代表兼GMも「先発の穴を埋めていく候補」と発言。楽天の安部井スカウト部部長は「十分な調査はしている。高く評価している」とベタ褒め、早くも長期複数年契約を提示する構えを見せている。

 大竹は今季、2年連続2ケタ勝利となる10勝をマーク。チームの16年ぶりのAクラス入りに貢献したのは事実だが、その一方で10敗している。実質“貯金”は「ゼロ」で、プロ12年でのシーズン最多勝利も2012年の11勝止まり。タイトルとも無縁。過去には何度も右肩を故障した。そんな投手に複数球団が群がるのだから、広島の投手陣が、「オレたちももっと評価されていいんじゃないか」と思っても不思議ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走