「マー君、残留して…」星野監督や楽天選手はなぜ言わない?

公開日: 更新日:

 少し物分かりが良過ぎるという気もしてくる。田中将大(25)がこのオフ、メジャーに挑戦する可能性に関してだ。

 レベルの高い世界に挑戦したいのは、腕に自信のあるアスリートの本能だ。ファンが田中の夢をかなえてやりたいと思う気持ちは分かる。田中が世界最高峰の舞台で活躍すれば商売になるとソロバンをはじく、マスコミのスケベ心だって理解できる。海外FAでタダで出ていかれるなら、莫大な入札金を手にしたい楽天経営陣のスタンスも納得だ。

<「夢がかなえられるように応援したい」>

 が、どうにも解せないのは星野監督以下、楽天のユニホーム組から「マー君、頼むから球団に残って」という声がまったく聞こえない点。星野監督は球団と田中が話し合う前から、来年はいないかもしれないと公言している。

 シーズンを24勝負けなしで終えた大エースが抜ければ、現場は大きなダメージを受ける。来季のチームの成績が振るわなければ、割を食うのは指揮官であり、選手たちだ。にもかかわらず、「夢がかなえられるように応援したい」なんてファン目線の選手までいるのはなぜか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々