ヤクルト1位 杉浦稔大を育んだ十勝平野とスポーツ一家

公開日: 更新日:

「稔大が小学生の時、帯広のヤクルト戦で裏方をやることになった。その時、池山さん(二軍打撃コーチ)や真中さん(一軍チーフ打撃コーチ)らに稔大宛てのサインをもらいましてね。ヤクルトに指名されたのも、何かの縁かもしれません」

■母は全国3位

父が高校野球のエースなら、母・真美子さん(48)はソフトボールのエースだった。

「ソフトボール人口が少なかったですから……」
 と謙遜する真美子さんだが、実力は道内屈指。中学からソフトを始め、帯広南商業高時代にはインターハイ、国体、東日本大会に出場。高校3年の83年、時の中曽根康弘首相が開会式で挨拶した群馬の「あかぎ国体」(第38回)では、スリングショット(腕を後ろに大きく振り上げ、その反動で前方に振る投法)から繰り出す威力ある球を武器に、チームの全国3位に貢献した。

「ソフトをやっていたからでしょうか。稔大が野球で悩んでいることがあったりしたら、よく相談に乗りました。好きで野球をやっていたわけだから、『楽しんでやりなさい』ということはよく話してましたね」(真美子さん)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が