放出確実も鬼気迫る自主トレ イチローが「50歳現役」に固執する理由

公開日: 更新日:

 放出は確実視されていて、商談がまとまらなければ飼い殺し、最悪は来季の年俸を払ってクビまである。

■メジャー記録は4256安打

 米国でシーズン262安打のメジャー記録は作った。憧れだったピンストライプのユニホームも着た。来季でメジャー14年目を迎えるイチローの気持ちが、プツンと音を立てて切れてしまっても不思議でないとはいえ、イチローをよく知る関係者が「とんでもない」とこう言った。

「気力が衰えるどころか、自分の実力はこんなものじゃない、まだまだ能力を発揮できると、これまで以上にファイトを燃やしています。1年でも長く、極端に言えば50歳まで現役を続け、本気でピート・ローズの最多安打記録に挑戦するつもりですよ。そのためなら、たとえ地方の田舎球団に行っても構わないと考えています」

 ピート・ローズの最多安打は4256本。イチローは現在、メジャーで2742安打だから、その差は1514本。仮に50歳までプレーしたとしても、向こう10年、毎年150本を超す安打が必要になる。にわかに信じ難い話ながら、目の前の壁が大きければ大きいほど反骨心を燃やすのが、この男の真骨頂だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発