放出確実も鬼気迫る自主トレ イチローが「50歳現役」に固執する理由

公開日: 更新日:

 2、3日前の話だ。イチロー(40)が神戸市内のグラウンドで自主トレを行う姿が、複数の関係者に目撃された。

 その中のひとりによれば、巷間、ウワサになっているトレード報道の影響などみじんも感じられない。鬼気迫る表情で打撃投手の投げる球を打ち返していたそうだ。

 自主トレの時間帯は日によってまちまち。グラウンドに来る曜日も決まってはいない。スケジュールが空いたときに、自分のペースで汗を流しているようだ。

 イチローは昨シーズン中、自分の意思でヤンキースに加入した。それまではオリックスとマリナーズ。地方球団でのプレー経験しかなかっただけに、米国ナンバーワンの老舗名門球団で、熱心なファンの声援をバックにプレーしたいという願望が少なからずあった。ピンストライプのユニホームについて「崇高なイメージ」と話したこともある。

 しかし、ヤンキースでプレーした1年半は、イチロー本人にとって必ずしも納得いくものではなかった。今季は150試合に出場して打率2割6分2厘、7本塁打、35打点。ヤンキースはこのオフ、ライバルであるレッドソックスの核弾頭エルズベリー(30)と、カージナルスのワールドシリーズ進出に貢献したベルトラン(36)を獲得。新たな外野のレギュラー2人が加入したことで、イチローは外野の控えに押し出された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発