巨人、ドラ1小林の育成に急ピッチ 近づく阿部の捕手寿命

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 巨人内海哲也(31)、山口鉄也(30)らが5日、自主トレ先のグアムへ出発した。「例年通りにきつくなる」とハードな練習を予告した内海は「目標は優勝。個人的には最多勝」と話した。

 面倒見のいい前選手会長が腕を撫(ぶ)していることがあるという。ドラフト1位ルーキー、日本生命の小林誠司(24)の“教育係”だ。

 さる球団関係者は「ダイエー時代にエースだった工藤が若い城島を教育した時のように、投手目線から捕手の小林を指導するというもの。内海は後輩に教えるのが好きな選手だけに、配球から何からプロの世界を厳しく仕込むと意気込んでいるようです」と言う。

 大黒柱の阿部慎之助(34)も小林を気にかけている。主将とエースがそれぞれ全面サポートを約束するというのだから、至れり尽くせりな新人だ。

「阿部の後釜を育成したい球団から内海らの主力投手に小林を指導するよう指令が出ているようです。40歳まで現役を続けたい意向がある内海自身も、次世代の捕手育成の必要性を感じている。球団、原監督、選手みんなが『阿部の次』を心配しているんです」(前出の関係者)

 小林は7日に入寮予定。いよいよ巨人での第一歩を踏み出すことになっている。前日、巨人OBの松井秀喜(39)から「阿部慎之助が日本人で一番いいバッター」と褒められた。しかし、「捕手寿命」の終わりは、周囲が思うより、すぐそこまで迫っているのかもしれない。

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