コントロール向上は「利き目に眼帯」で投げてみる

公開日: 更新日:

 入学時はノーコンだった松坂大輔(メッツとマイナー契約)は投げる際、体が開いてしまう悪いクセがあった。腕の振りが速いので、直すのではなく、いっそのこと左肩を早く回して投げようと発想を転換。バランスが取れて体が暴れなくなり、飛躍的に制球力がアップした。

 コントロールが悪いからと誰彼構わずサイドスローに転向させ、甲子園などでも横手の投手ばかりという時期があった。確かに上から投げるよりコントロールしやすい。ただ、向き不向きがある。

 高めの直球がピュッと伸びるか。空振りか飛球にできるかが見極めのポイント。巨人の斎藤(現投手コーチ)は高校時代は上手投げだったが、プロでサイドスローに転向し、大投手になった。ホップする球の質や体の使い方などを見抜いたプロのコーチの眼力だろう。

■高校野球も「動く球」の波

 現在はサイドスローが少なくなった。イチロー(ヤンキース)や松井秀喜の影響で左打者が激増。横手や下手投げは左打者からは球が見やすいからだ。これからは左のサイドやアンダースローが増えるのではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動