優勝争いのキーマン 阪神の新助っ人ゴメスに不安な“弱点”

公開日: 更新日:

「たしかに、パワーはある。でも、アメリカ時代には弱点もあったんだ」
 現役時代に日本でのプレー経験がある米球界関係者がこう明かすのが、阪神の新助っ人ゴメス(29)のこと。

 夫人の出産で10日に来日。調整遅れが心配された「新4番候補」は、18日のランチ特打で柵越えを連発。早くも20日の紅白戦で実戦デビューが予定されており、打線の核としての期待は高まるばかりだ。

 が、その助っ人砲を不安視する声があるのだ。今は米球界のスカウトをやっている前出の関係者がこう続けた。

「練習で大きな当たりを連発しているといっても、打撃投手の緩いボールだからだろ。たしかに甘い低めの球は“ホットスポット”といえるが、アメリカでは高めの速球が得意ではなかった。90マイル(約145キロ)を超えたあたりから、差し込まれる。元来が上半身と手の動きが大きい選手。上半身に頼った打ち方をするから、日本でも速いストレートが武器の投手に対応できるか、そこがカギになるだろう」

 阪神が優勝争いするには、ゴメスの活躍は必要不可欠。他球団のスコアラーもウの目タカの目でチェックしているだけに、実際にウイークポイントを打破できるか。まずは紅白戦でお手並み拝見である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束