初先発は3回1失点 マー君「初被弾」もこれだけの収穫

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■「確実にステップアップ」

 そんな中、強豪・フィリーズのベストに近いメンバーを相手に3回で2安打1失点、無四球、1奪三振。本塁打以外の安打は高めに抜けたスライダーを右中間に二塁打されただけ。その投球に指揮官もニンマリで合格点を与えた。

「こういう悪天候、しかも開始が遅れた中での内容だったことを考えれば、本塁打は打たれたが、確実にステップアップしていると思う」(ジラルディ監督)

 決め球のスプリットの多くがベース手前でワンバウンドしたことに関して本人は、
「投球フォームがブレていた。それに(腕を)振り過ぎました。そういうところを少なくしていきたい」

 と、振り返ったとはいえ、この日の試合をNHK―BSで解説した武田一浩氏は、「気候の問題もあるでしょうし、まったく気にする必要はありません。高めに抜けるより、よほどいい」と言う。

「投球の軸になるストレートを、ストライク先行でしっかりと投げています。指がボールに掛かっていて、球質もいい。松坂やダルビッシュは(当初)きちんとしたストレートを投げることに苦労していましたからね。スライダーも前回登板と比べれば、高めに抜ける割合が少なくなってきました。本塁打された球はストライクを取りにいったもの。メジャーリーガーに一発があるのは本人もわかっているでしょうし、シーズン中なら絶対に投げない球です。今後が期待できる内容だと思いますね」

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