開幕まで同リーグ対戦なし 「マー君隠し」プラスとマイナス

公開日: 更新日:

「メジャーは何でもフェアにやろうという意識が徹底しています。なのでローテーションも公にするし、日本の球場のようにブルペンを見えない場所に造るようなこともしない。そんな話は聞いたことがありませんし、たまたまア・リーグのチームと対戦しないというだけではないでしょうか」

 こう言うのは、野球評論家の吉井理人氏。「そんな話」とは、スポーツ紙が盛んに騒いでいる「マー君隠し」のことだ。

 田中将大(25)の過去2回のオープン戦登板はいずれもナ・リーグが相手。この日もシート打撃登板で、今後もこのままの登板間隔なら、開幕までア・リーグ相手に投げる予定はない。ヤンキースはあえて田中をナ・リーグ戦で投げさせ、レギュラーシーズンで対戦の多いア・リーグのチームに対しては隠しているというのだ。

 それがヤンキース首脳陣の意思か、まったくの偶然かはともかく、田中がオープン戦でナ・リーグ相手にしか投げないのは、本人にとってプラスかマイナスか。

■「隠すメリットは限定的」と吉井氏

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか