マー君は習得に2年…投手が挑む「スプリット」の難度と利点

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 手の内に入れるのが難しいだけに、武器にすればその威力は絶大だ。

 メジャースカウトは今、日本投手を評価する際、「SFFの精度」を重視する。田中がヤンキースと7年総額160億円以上の大型契約を結べたのは、SFFの精度が高いからに他ならない。

■当てる技術が向上してきた

 最下位ヤクルトの新人小川が26試合で16勝(4敗、防御率2.93)を挙げることができたのも、握りの深さにより、落差と球速を変えるスプリットのおかげ。1200万円の年俸は5600万円にアップ。開幕前はSFFを進化させるため上原(レッドソックス)に指導を仰いだ。

 田中には劣るものの、直伝のSFFで15勝した則本も1500万円が6000万円に跳ね上がった。2人は今季、2連勝中だ。

 阪神藤浪も1年目に10勝(6敗)し1500万円の年俸が3倍増。前田が数年ぶりにSFF習得に再挑戦しているのも、今オフのメジャー移籍を念頭に置いてのこと。

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