奪三振に欲が…楽天・則本のスタミナ奪うマー君の“残像”

公開日: 更新日:

 しかし則本はまだ2年目。その「ギアチェンジ」ができず、初回から全力で三振を奪いにいく。それで昨年(170回で134)より奪三振が増えたとしても、球数は増え、長いイニングは投げられなくなってしまう。
 今季開幕戦(西武戦)では9回133球で10奪三振を奪い完投勝利。次戦のソフトバンク戦(4日)では7回120球を投じ、4三振しか奪えず降板。この日のロッテ戦も9奪三振ながら、6回で115球を費やし降板した。

 登板を重ねるたびに、投球回数が短くなっているのは偶然ではない。
 星野監督はこの日の試合後、「あの体たらく(早期降板)じゃどうしようもない。リリーフが持たないよ」と吐き捨てた。
 則本は頭の中から「田中」の残像を消すしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  4. 4

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    大富豪の妻と離婚でファン離れ? イケメン既婚者俳優ディーン・フジオカの気になる今後

  3. 8

    自民×維新は連立早々に“成田離婚”も? 政策も理念も、「政治とカネ」に対する意識も、政治姿勢もバラバラ

  4. 9

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  5. 10

    首相補佐官に就く遠藤敬氏に世間は「Who?」…維新の国対委員長が連立政権「キーマン」のワケ