ドラ6には負けられない…初勝利した広島・大瀬良の“意地”

公開日: 更新日:

「ぶち、最高です! ドラフトでカープに決まった時、喜んでくださっているのを見てました。ここマツダスタジアムで初勝利を挙げることができてうれしいです」

 プロ初勝利を挙げた大瀬良大地(22=九州共立大)は広島弁を使って真っ赤なスタンドを沸かせた。負ければ首位の座を明け渡す大事な試合。ドラ1ルーキーは好調の阪神打線相手に7回5安打1失点と好投。打っては1点リードの五回、2死三塁から8番石原が敬遠で歩かされると握ったバットに力が入った。

「敬遠されてちょっと悔しい思いがあった。絶対に打ってやろうと思って打席に入った」

 内角低めのシンカーをうまくさばくと、左翼線への2点適時二塁打。プロ初ヒットが自身の初勝利を呼び込む決勝タイムリーとなった。

ヤクルトと阪神も1位指名

 昨年のドラフトでは目玉選手として注目され、ヤクルト、阪神も1位指名。小川、和田監督に挟まれ抽選に参加したのは、大瀬良を高校時代から担当してきた田村スカウト。責任重大、真っ青な顔して左手で引いたのが当たりクジだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは