ドラ6には負けられない…初勝利した広島・大瀬良の“意地”

公開日: 更新日:

「ぶち、最高です! ドラフトでカープに決まった時、喜んでくださっているのを見てました。ここマツダスタジアムで初勝利を挙げることができてうれしいです」

 プロ初勝利を挙げた大瀬良大地(22=九州共立大)は広島弁を使って真っ赤なスタンドを沸かせた。負ければ首位の座を明け渡す大事な試合。ドラ1ルーキーは好調の阪神打線相手に7回5安打1失点と好投。打っては1点リードの五回、2死三塁から8番石原が敬遠で歩かされると握ったバットに力が入った。

「敬遠されてちょっと悔しい思いがあった。絶対に打ってやろうと思って打席に入った」

 内角低めのシンカーをうまくさばくと、左翼線への2点適時二塁打。プロ初ヒットが自身の初勝利を呼び込む決勝タイムリーとなった。

ヤクルトと阪神も1位指名

 昨年のドラフトでは目玉選手として注目され、ヤクルト、阪神も1位指名。小川、和田監督に挟まれ抽選に参加したのは、大瀬良を高校時代から担当してきた田村スカウト。責任重大、真っ青な顔して左手で引いたのが当たりクジだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン