交流戦DH制導入でほくそ笑む 巨人とDeNAのメリット

公開日: 更新日:

「どうもふに落ちない」

 球界でこんな声が出ている。

 今年の交流戦。開始10周年の特別企画として、セの主催試合で指名打者制を取り入れることが決定的になった。一方、パの主催試合では投手が打席に立つ「セ方式」を導入。普段のリーグ戦と逆の形となる。

 正式決定すれば、「二刀流」に挑む日本ハムの大谷が札幌ドームで投手として打席に立つことができる。一つのウリにはなりそうだが、降って湧いたようなこのプラン、「巨人有利」との声がある。セ球団首脳陣の一人がこう言う。

「東京ドームは狭い上に、ベンチには高橋由、矢野らDHができる人材がヤマほどいる。交流戦は昨年も13勝10敗1分けと苦戦するなど、得意としていない。この日(16日)のヤクルト戦こそ、相手投手が乱れて9得点を挙げたが、自慢の強力打線がイマイチ勢いがなく、投手陣もマシソン、山口、西村のリリーフトリオが不調でこの日も全員が失点している。1点でも多く点が取りたいところ。しかも4連敗中のタイミングでDH制導入を読売の系列紙がスクープしたんだから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン