交流戦DH制導入でほくそ笑む 巨人とDeNAのメリット

公開日: 更新日:

「どうもふに落ちない」

 球界でこんな声が出ている。

 今年の交流戦。開始10周年の特別企画として、セの主催試合で指名打者制を取り入れることが決定的になった。一方、パの主催試合では投手が打席に立つ「セ方式」を導入。普段のリーグ戦と逆の形となる。

 正式決定すれば、「二刀流」に挑む日本ハムの大谷が札幌ドームで投手として打席に立つことができる。一つのウリにはなりそうだが、降って湧いたようなこのプラン、「巨人有利」との声がある。セ球団首脳陣の一人がこう言う。

「東京ドームは狭い上に、ベンチには高橋由、矢野らDHができる人材がヤマほどいる。交流戦は昨年も13勝10敗1分けと苦戦するなど、得意としていない。この日(16日)のヤクルト戦こそ、相手投手が乱れて9得点を挙げたが、自慢の強力打線がイマイチ勢いがなく、投手陣もマシソン、山口、西村のリリーフトリオが不調でこの日も全員が失点している。1点でも多く点が取りたいところ。しかも4連敗中のタイミングでDH制導入を読売の系列紙がスクープしたんだから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?