メッツ松坂“リリーフ開眼”も 首脳陣を悩ませる投げ込み癖

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 急造リリーバーが抜群の安定感を見せている。メッツ松坂大輔(33)のことだ。
 29日のフィリーズ戦は5点リードの八回から2番手で登板し、1回を無失点。七回表の自軍の攻撃が早く終わったため「(ブルペンでの)準備が足りなくて嫌だなという気持ちがあった」と言いながらも、3番アトリーら主力を抑え込んだ。

 これで5戦連続無失点。結果は救援投手らしくなってきたが、十分過ぎる準備をしなければマウンドに上がれない、投げないと不安で仕方がない体質は相変わらずだ。
 メジャーの救援投手はベンチの指示を受けてからアップを始めるが、松坂は勝手に準備運動したり、ブルペン内でランニングを繰り返している。

 登板の前の投球練習は多くても20球までに制限されているものの、松坂は先発の時と同様に、40球近くを投げたがり、ブルペンコーチを困らせているという。
 25日のマーリンズ戦は24日の試合で1回を投げていたこともあり、強制的に休養を取らされた。

 本人に調整を任せると、オーバーワークになりかねないため、ワーセン投手コーチがキャッチボールすら禁止したほどだ。

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