オーナー采配? メッツ松坂「出来高調整でリリーフ」の真贋

公開日: 更新日:

■ねずみ講で莫大損失

 オーナーの意向が選手起用に反映されるとすれば、松坂のリリーフ起用のウワサだって、まんざらガセとは思えない。

 何しろメッツのウィルポン・オーナーは、ねずみ講が原因で莫大な損失を出した人。ねずみ講を運営していたナスダック元会長のバーナード・マドフの投資会社に複数の口座を持ち、顧客から集めたカネを球団の運転資金に流用。被害者から告訴され、結局、全額を弁済するハメに。大リーグ機構から20億円の緊急融資を受けた経緯がある。

 かつて年俸総額が30球団中3位以内だったメッツは、昨年は23位まで落ち込んだ。松坂の出来高払い条項の詳細は定かじゃないが、リリーフに回っている理由がカネだったとしても誰も驚かない。

 その松坂は5日(日本時間6日)、マーリンズ戦に3点リードの八回から登板。2安打2四球3失点で、ひとつもアウトを取れないまま降板した。チームもサヨナラ負けを喫し、「(先発の)ニースの勝ち星とチームの勝利を台無しにしてしまい、とても後悔している」とコメントした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴