絶好調でも“余剰人員” イチロー移籍先にエンゼルス急浮上

公開日: 更新日:

 6日現在、3割7分3厘。開幕から打ちまくるイチロー(40)に、ヤンキースのフロントがニンマリだという。

 といって、「5人目の外野手」に使えるメドが立ったと喜んでいるわけではない。

 この先、仮に4割をマークしたところで、イチローが外野手3人からレギュラーを奪うことはあり得ない。エルズベリー、ベルトラン、ガードナーの3人とは大型契約を結んでいて、今季はレギュラーとして起用することが決まっている。

 ヤンキースのフロントは、イチローがこのまま調子を維持すれば、外野のレギュラーとして売れるメドが立つと喜んでいるのだ。

 イチローはそもそも、トレード要員だ。ヤンキースはこのオフもリリーフ投手との交換トレードをいくつかの球団に打診したものの、6億5000万円の年俸がネックになって商談はまとまらなかった。控え外野手の相場は年俸1億円以下だから無理もない。

■欠かせないピース

 しかし、いまもレギュラーを張れるだけの力があるとすれば事情も変わってくる。ヤンキースでは「余剰人員」でも、打って守って走れる外野手はメジャーでもそうはいない。出血覚悟で復調したベテラン外野手の補強に動く球団も中にはあるらしい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし