2度目の救援失敗…Rソックス田沢に右ひじ手術の反動懸念
昨季、レッドソックスの6年ぶりの世界一に貢献した田沢純一(27)が安定感を欠いている。
6日のレッズ戦では1回を2安打1四球、2失点。1日のレイズ戦に続いて今季早くも2度目の救援失敗だ。ここまで15試合(計14.0回)に登板して1勝0敗、防御率3.21。昨季は8試合だったリリーフ失敗が、このペースでいけば2ケタに達しかねない。
田沢は11年に受けたトミー・ジョン手術から昨季、完全復活。球威も球速も手術前より増したものの、喜んでばかりはいられない。ひじの腱の再建手術を受けた選手は復調した翌年に反動が出るケースが少なくないからだ。
「ひじの不安が解消されて全力で投げられるし、球速も増すだけに、知らず知らずのうちに肩やひじに負担がかかる可能性はあります。最近は強い腱を移植するため、少なくなりましたが、投球フォームがなじまなかったり、ひじに違和感を抱えたまま投げ続けて再発する例もある。田沢のような力投派なら、なおさら再発や肩を痛めるリスクは高いと思います」(スポーツライター・友成那智氏)