ダメ揃い「早大3人衆」…ファンも激怒した広島・福井の脆さ

公開日: 更新日:

「何しに出てきたんだ!」

 スタンドの広島ファンから怒号が飛んだ。

 7日のヤクルト戦で今季初先発した福井は初回、5安打を浴びていきなり3失点で試合をぶち壊し、5回6失点でKO。
「何とかしたかったが、力不足です」とうなだれた右腕に、野村監督は「期待して与えたチャンスを掴んでくれなかった。次の登板? ないです」と、吐き捨てた。

 こいのぼりがたなびくこどもの日が過ぎた途端に2連敗。不調の野村に代わって一軍昇格した福井の背信により、先発のコマ不足も露呈した。
「カープが強いのはこいのぼりの季節まで」とは球界の決まり文句だが、「今年は大丈夫」と意気込んでいたファンも、ショックが大きい敗戦だった。
“戦犯”の福井は済美高から早大を経て、10年のドラフト1位で入団。1年目に8勝を挙げて将来のエースと期待されながら、2年目は2勝で昨季は勝ち星なし。
「伸び悩んでいるのは、早大時代のツケが今も福井の心身をむしばんでいるから」との指摘もある。

■心身のもろさ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性