堂々首位! スポーツ紙が書けない広島快進撃「3つの理由」

公開日: 更新日:

「チームを成長させる1勝。守りも含めて全てが良かった」

 27日の巨人戦、0-0の延長十一回にエルドレッドの3ランでサヨナラ勝ち。本拠地での巨人3連戦を勝ち越した野村謙二郎監督(47)は興奮気味にこう振り返った。

 これで5カード連続の勝ち越し。球団史上初の4月の月間16勝目を挙げた。18勝7敗で貯金11。堂々の首位を快走だ。いまだに「広島が春先に好調なのは珍しいことじゃない。どうせ5月に入ったら失速する」なんて声もあるが、広島OBで最多勝利と最優秀防御率のタイトルを持つ高橋里志氏はこう見る。

「まずはチーム防御率2.99のリーグ1位の投手力。開幕前は先発の大竹が抜けた穴を不安視する声もあった。それを今のところは新人の大瀬良と九里が埋めている(共に2勝1敗)。リリーフ陣にしても、勝ちパターンに巨人から移籍した一岡や中田といった若手投手がほぼ完璧の働きぶり。打線は首位打者の4番エルドレッドという軸が今年はある。不安は経験の浅い投手たちが1年を通じて働けるか。ただ、マエケン、野村、バリントンの先発3本柱は安定しているので、かつてのような大型連敗はないと見ている。先発4番手以降や救援陣の誰かが落ちてきた時に補えるかがカギ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった