貧打に苦しむ中日 起爆剤は谷繁監督の「代打、オレ」

公開日: 更新日:

「やっぱり中日は『選手・谷繁』次第だと思います」
 中日OBの評論家・藤波行雄氏がこう言う。

 1日の西武戦。谷繁兼任監督が4試合ぶりに出場した。26日のソフトバンク戦の守備で左太もも裏を痛めて欠場が続いていたが、七回1死一塁の場面で代打で登場すると、中日ファンのボルテージが一気に高まった。犠打を決めることはできなかったものの、その後打線が奮起し、この回一挙3得点。試合をひっくり返し、連敗を止めた。冒頭の藤波氏が続ける。

「ここまで4試合連続で1点以下と貧打に悩んでいた。監督が代打で出てバントをするというのは、手堅く1点を取る、という意思の表れだろう。捕手としても、監督の控えには松井雅、武山がいるが、前日の雄太、この日の山井が要所で痛打を浴びたように、リード面でも谷繁の存在が必要。ケガのことはあるとはいえ、中日が浮上するためには、監督・谷繁ではなく、選手・谷繁を前面に出していくことがカギを握っていると思う」

 過去、ヤクルトでは古田兼任監督がほぼ監督に専念、1年目は3位ながら2年目は最下位に転落。成績は振るわなかった。
 兼任監督はやはり、試合に出てナンボだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発