4回5四球で降板…2カ月では直らない楽天・松井の欠点

公開日: 更新日:

 そもそも、一軍で使いものにならない高卒ルーキーが二軍で2カ月投げたところで、劇的に何かが変わるとは思えない。それでも楽天がムチャな「促成栽培」をしようとしたのは一軍の先発不足に加え、松井のネームバリューで話題作りをしたいからではないかと勘ぐられても仕方ないだろう。

 もっとも、松井の試練はこれからだ。
「高校生も大学生もそうですが、毎日試合が続くのは彼らにとって初めての経験。ルーキーがバテるのは一般的に6月の今頃ですからね。入団当初から続いてきた精神的な緊張がほぐれて、ほっとする時期。そこに体の疲労がどっとくるのだから、より疲れを感じるものです」(前出の高橋氏)

 降板後、「良いイニングと悪いイニングがハッキリしていた」と肩を落とした松井。二軍で体づくりからやり直さなければならないとなると、初勝利は来季までおあずけか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ