二軍では中継ぎばかり…楽天・松井“突貫工事”の狙いと成果

公開日: 更新日:

 ノーコン投手の汚名を返上できるか。31日、西武との二軍戦で5月5日以来となる先発のマウンドに上がる楽天松井裕樹(18)。一軍では4試合に先発し、0勝3敗。19回3分の1で23四球と散々だった。

 二軍調整を命じられたのも当然だが、5月5日の日本ハム戦後は独立リーグ相手の試合も含めて5試合連続中継ぎ登板。先発として期待するルーキーに、なぜこんな調整をさせたのか。巨人中日などで投手コーチの経験のある高橋善正氏(評論家)は「松井に限っての話だが」とこう言う。

「松井は一軍の打者相手に簡単に三振を取れるだけのボールがある(23三振)。キレも球威も申し分ない。課題だったのが制球難。制球を安定させるためには投げ込みより実戦で登板間隔を空けずに投げた方が効果がある。楽天は先発がコマ不足なので、一日でも早く松井に戻ってほしい球団の思いも見え隠れします」

 二軍落ち後は6試合16回3分の1で3四球。あとは先発として長いイニングをどれだけ投げられるかだ。順調なら6月21、22日、甲子園での阪神戦に復帰する予定。5位楽天の浮上のカギはこのルーキーが握っていると言われているが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束