ブラジルを粉砕 ドイツに期待かかる“W杯のジンクス破り”

公開日: 更新日:

 もちろん90年イタリア大会以来、24年ぶりにW杯の決勝に進んだアルゼンチンが、無為無策でドイツと対戦するワケはない。何と言っても宿命のライバル・ブラジルで開催されるW杯で通算3度目の優勝のチャンスである。3位決定戦に回って意気消沈のブラジル国民の眼前で「どうだ! まいったか!」とW杯優勝トロフィーを掲げたいと強く念じ、悪質ファウルも辞さず! とフルパワーでドイツに立ち向かってくるはずだ。

「アルゼンチンは、ドイツの慢心などにも期待したいところだが、そういった部分と一番無縁なのがドイツです。ブラジル戦でドイツはどうして攻撃の手を緩めなかったのか? ドイツのサッカー選手には、生まれながらにして決して手を抜かない、絶対に諦めない、という感覚が根付き、それが最後に勝つのはオレたちだ! という強い信念につながっている。大量リードしたので手加減するという意識はみじんもない。端的に言うと、勝者のメンタリティーがドイツ人には普遍的に備わっている。アルゼンチンはメッシを筆頭に選手全員が120%の力を出し切ることが、ドイツ相手に勝利する最低条件といっていいでしょう」(鈴木氏)

 決勝戦まで中3日のアルゼンチンより、ドイツは1日休みが多く、疲労も軽減される。やはりドイツに不安材料を探すのは今のところ難しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解