ブルペンで肘を痛めていたメッツ松坂を投手コーチが非難

公開日: 更新日:

「(もっと早く)言ってくれれば、すぐに他の投手に任せたのだが……」――。

 メッツのダン・ワーセン投手コーチから恨み節が聞こえてきた。右肘の炎症で故障者リスト(DL)入りした松坂大輔(33)に対してである。

 松坂が右肘の違和感を訴えたのは24日のブルワーズ戦。先発投手が乱調だったため、松坂はブルペンで序盤から六回までに3度も投球練習を強いられた。ワーセン投手コーチによれば、ブルペンで肩をつくっている間、患部に違和感が出ていたという。

 同コーチは「(松坂はマウンドで)ベンチを見ることはなく、痛みの合図を送ってこなかった」と松坂の対応の悪さを非難した。

 今季の松坂はマイナー契約からメジャー昇格を勝ち取り、先発、中継ぎ、抑えと全ての役割をこなした。契約でメジャー定着が保証されていないからか、与えられた役割をこなすため、肘に痛みを抱えながら投げ続けたのが最悪の事態を招いたようだ。

 松坂は12年にトミー・ジョン手術を受けて今季、本格復帰したばかり。肘の違和感を正直に申告しなかった代償は高くつきそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」