マートンがファンサービスも…阪神は連日雨天中止で“大損失”

公開日: 更新日:

「こればっかりは……条件が悪すぎるから」

 阪神の和田監督も歯ぎしりするしかなかった。雨天中止となった3日のDeNA戦。試合開始の18時から約45分間も粘ったものの、雨は一向にやまず2日連続の中止が決定。直後、スライド先発予定だったメッセンジャーに加え、今成、伊藤隼がグラウンドでパフォーマンスをやって観客を沸かせたが、阪神は大打撃を被ったに違いない。

 1日の試合でサヨナラ勝ちした勢いを生かせなかったばかりか、メッセンジャーも2日続けて登板が流れ、次回は8日の広島戦に先発することに。今季チームトップタイの8勝を挙げ、最も勝つ確率が高い投手が登板回避となったのは痛い。しかも、この日は首位巨人が広島に敗れており、ゲーム差を縮める機会まで失った。

■株主総会でも観客減が話題に

「営業面でも、この中止はかなり痛いです」とは、球団関係者。

「中止になった2試合は土日開催で長期ロード直前、夏休みということもあり、チケットは完売。甲子園の最大収容人数は約4万6000人。ウチの場合は満員になればチケットや売店など、1日で約1億円の売り上げがあるから2日で2億円の損失です。振り替えになるシーズン最後にチームが優勝争いでもしていれば、お客さんも入ってくれるやろうけど、満員になる保証はない」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明