掛布氏も…目先の勝ちに拘る阪神和田監督の采配に疑問符

公開日: 更新日:

 後半戦初っぱなの首位攻防戦に勝ち越しはしたが、「あの場面はどうにも納得できない」とお怒りのファンもいる。

 3連勝を狙ったこの日の六回裏、2-2の同点で先頭の大和が中前打で出塁。和田監督は続く鳥谷に、2ボール1ストライクからエンドランのサインを出して二ゴロに倒れた。大和は二塁に進んだもののベンチに戻る鳥谷の表情は心なしか不満げに見えた。

「私もそうです」と、阪神ファンの麻生千晶氏(作家)がこう続ける。

「鳥谷さんはそれまでの2打席でヒットを打っている3割打者じゃないですか。今の阪神は、生え抜きでキャプテンを務める鳥谷さんのチームといっても過言じゃない。彼に任せる場面ですよ。それで併殺になってもいいじゃないですか。私はずっと和田監督の采配には疑問を持っているんです」

 CS放送で解説席に座っていた阪神の打撃コーディネーターでもある掛布雅之氏も「なぜエンドランなのか。自分に任せてもらえない鳥谷は、チームの負けを背負うことはできない」と指摘。目先の勝利にこだわる和田采配を暗に批判した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑