セドン攻略法を“耳打ち” セ・リーグに広がる「巨人包囲網」

公開日: 更新日:

 セ・リーグでは毎年のように「巨人包囲網」という言葉がどこからか聞こえてくる。

 抱える戦力は巨人がダントツ。だからこそ他の5球団は巨人戦にエースをぶつけ、本命を引きずり降ろす。理にかなった戦い方とはいえ、それが実現したためしはない。エースをぶつけても、巨大戦力の前にはじき返されてしまう。エース抜きで他球団相手に取りこぼそうものなら、CS進出の望みまでなくなる。それゆえ昨年の広島のように最初から巨人戦は捨て、エースを他球団にぶつけてCS狙いという戦い方が主流になった。「巨人包囲網」はもはや死語と化したと思ったら、それが今年は例年と違う雲行きになってきた。

■セドン攻略法

 例えば8日の対中日戦だ。

 試合前まで4連敗中だった巨人の先発は、一軍に昇格したばかりのクリス・セドン(30)。今季は6試合で2勝3敗、防御率4.63。約3カ月ぶりの一軍マウンドという左腕だった。

 これまで広島、DeNA、ヤクルトが、それぞれ2試合ずつセドンと対戦。中日との対戦は初めてだった。変則左腕だけに初対戦のチームはてこずる傾向があった。3球団はいずれも2度目の対戦で黒星をつけた。セ・リーグ某球団のスコアラーがこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷翔平は要警戒…ダルも不信感抱くア・リーグ東地区の“インチキ”に気をつけろ

    大谷翔平は要警戒…ダルも不信感抱くア・リーグ東地区の“インチキ”に気をつけろ

  2. 2
    泉ピン子全国行脚の朗読劇で“最後のお願い”も…石井ふく子氏から見放されTV出演は細る一方

    泉ピン子全国行脚の朗読劇で“最後のお願い”も…石井ふく子氏から見放されTV出演は細る一方

  3. 3
    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

    ジャニー喜多川氏の性加害を暴いた“禁断の書”の中身…超人気アイドルが「ジャニーさんが、ジャニーさんが…」

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    「松本人志オワコン説」は本当か? ケンコバの元相方が長年の“悪しき慣習”を痛烈批判

    「松本人志オワコン説」は本当か? ケンコバの元相方が長年の“悪しき慣習”を痛烈批判

  1. 6
    岸田首相長男やっと更迭…“どんちゃん忘年会”を報じなかった官邸常駐メディアはメンツ丸潰れ

    岸田首相長男やっと更迭…“どんちゃん忘年会”を報じなかった官邸常駐メディアはメンツ丸潰れ

  2. 7
    大人になったゆたぼん“元大物タレント”にソックリと話題に…背が伸び顔立ちすっきり

    大人になったゆたぼん“元大物タレント”にソックリと話題に…背が伸び顔立ちすっきり

  3. 8
    ジャニーズJr.「2大ドーム公演」23年ぶり開催が話題も…「2019年の悲劇」再びの可能性

    ジャニーズJr.「2大ドーム公演」23年ぶり開催が話題も…「2019年の悲劇」再びの可能性

  4. 9
    シャイなたけしが世界に再婚妻披露のワケ…事務所独立、糟糠の妻との離婚で起こった変化

    シャイなたけしが世界に再婚妻披露のワケ…事務所独立、糟糠の妻との離婚で起こった変化

  5. 10
    オリラジ中田敦彦が仕掛けた「松本人志批判」の余波、主張に賛同する人・納得しない人の割合

    オリラジ中田敦彦が仕掛けた「松本人志批判」の余波、主張に賛同する人・納得しない人の割合