日ハム上沢と浦野が新人王争い 拮抗なら「共倒れ」危機の理由

公開日: 更新日:

 日本ハムがシーズン終盤に差し掛かった今、「ある問題」に頭を悩ませている。先発陣の一角として活躍するプロ3年目の上沢直之(20)と社会人ルーキー・浦野博司(25)が熾烈なパ・リーグの新人王争いを繰り広げているからだ。

 24日の西武戦に先発した上沢は、勝ち星こそつかなかったものの、現在7勝(6敗、防御率3.38)をマーク。右手中指爪の裂傷で登録抹消中のロッテ石川歩(26、7勝5敗、防御率3.27)と勝ち星で並ぶ。その2人を猛追しているのが浦野で、現在6勝2敗、防御率3.93。今週中にも先発機会が巡ってくる予定で、浦野の結果次第ではチーム内の2人が新人王レースの有力候補になる。日本ハムは、この争い自体はお互いの刺激にもなるため大歓迎。問題は2人が最後まで拮抗したうえで起こる「共倒れ」の危険性だ。

オリックス吉田に票が流れる可能性

 新人王はシーズンの結果をもとに、プロ野球を5年以上担当している記者の投票で決まる。1人の記者が投票できる選手は各リーグ1人だけ。しかも、投票する記者は複数選手の成績が拮抗している場合、担当球団の選手に票を入れる傾向が強い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 8

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  4. 9

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 10

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?