阪神は自力優勝消滅…藤浪を沈めた巨人の徹底“待球作戦”

公開日: 更新日:

 巨人が首位攻防戦を2勝1敗と勝ち越し。2位阪神の自力優勝の可能性を消滅させた。

 初回、橋本の先頭打者本塁打で先制すると、二回2死一塁から、投手の沢村が適時二塁打。ここから4連打で3点を奪った。阪神先発の藤浪から7安打4得点。五回でマウンドから引きずり降ろした。

「1勝1敗という中で勝てたというのは、今日に関しては目的は遂行できた」と話した原辰徳監督(56)は、沢村の適時打については「初めて彼のああいう打球を見た。野手陣に勢いをつけた。投球同様、あの2点目は大きかった」と賛辞を惜しまなかった。

 藤浪とは14日に今季初対戦。黒星こそつけたが、7回3安打8三振で2点しか奪えなかった。巨人は今回、地道な作戦を用意していた。試合前、川相ヘッドコーチはこう話していた。

「今はCS(クライマックスシリーズ)もある。対策? それは言えません! 藤浪は球が速い。でも、メッセ(ンジャー)ほど制球は良くない。荒れ球だから、大事なのはボール球に手を出さずに見極めること。球数を投げさせる? といっても、藤浪は放っておいても球数は多いんだけど」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」