グッズもバカ売れ 日ハム稲葉「引退発表前倒し」のメリット

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「発表の時期、タイミングを考えれば、やはり営業面での貢献を期待しているのでしょう」

 日本ハム関係者がこう話すのが2日に今シーズン限りでの引退を発表した稲葉篤紀(42)のことだ。

「引退」といえば、一昔前まではシーズン終了後に静かに球界を去るのが一般的だったが、今ではシーズン途中の発表が当たり前になってきた。

 それは引退発表を前倒しして、本拠地の集客につなげたい球団側の思惑があるからだが、それ以外にも理由がある。

 現在、日本ハムには中田、陽、大谷という若手スター選手がいる。そのファン層は主に20~30代という若い世
代。
 一方、スタンドのファン全員が跳びはねる「稲葉ジャンプ」という応援が本拠地で最も盛り上がるように、稲葉の人気は老若男女を問わない。

 その稲葉の引退前倒し発表は「利益幅が大きい」といわれるグッズの売り上げにも直結する。

 9日から発売予定の稲葉の引退グッズは数量限定の直筆サイン入りユニホーム(税別18万円)、直筆サイン入りバット(同12万円)など、高額商品がズラリと並ぶ。にもかかわらず、早くも入手困難になる可能性が高い人気ぶりなんだとか。

 ちなみに、稲葉の後釜になるといわれる大谷は5日のオリックス戦の第1打席で9号ソロ。シーズン「10勝&10本」という大記録に王手をかけた。

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