熾烈なパの「本塁打王」争い 西武・中村が負けられない理由

公開日: 更新日:

 CSキップが遠のいた西武。ファンの興味は、メヒアと中村、それにオリックスのペーニャによる本塁打王争いに絞られた。

 32本でトップを走るメヒアは21日、ソフトバンク戦の七回2死走者なしから33号ソロ弾を左翼スタンドに運び中村とペーニャに2本差をつけた。

 5月15日の日本ハム戦では、来日初打席で札幌ドームの左翼席中段へ名刺代わりの一発を放り込んでからアーチを量産。それでも「ホームランを狙っているわけじゃない」というのが口癖だ。

 この日もメヒアに特大アーチを見せつけられた中村は、ベンチの中では表情ひとつ変えずにダイヤモンドを1周したライバルを出迎えた。

 中村は昨年末、11年オフに結んだ3年契約を破棄。新たに4年契約を締結した。総額20億円(年俸3億5000万円)の大型契約は、もちろん出来高を含んでの額だ。本塁打王のタイトルは、メヒアに譲るわけにはいかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か