2ケタ白星王手の逸ノ城 快進撃も「三賞」を知らなかった

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 高校は鳥取城北に留学し、日常会話に不自由することはないが、そこはまだ来日4年目。担当記者が「きょうの勝因は何ですか?」と聞くと、「ショーイン?」。

 慌てた記者は「勝った理由のことです」と言い直し、意味まで教える。

 さらに「三賞も見えてきた」と聞かれると、冒頭のセリフ。すぐに記者らが「殊勲賞、敢闘賞、技能賞とあって」と説明するも、今度は「それって何番勝てばもらえるの?」ときたもんだ。

 入門1年未満のモンゴル人だけに、角界用語や常識もよくわからない。担当記者はそれらをひとつひとつ教えてくれるのだから、ありがたい存在だろう。

 いつかは相撲記者たちをうっとうしく思う時がくるかもしれないが、当分は嫌な顔せずにおしゃべりしていた方が良さそうだ。

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