2ケタ白星王手の逸ノ城 快進撃も「三賞」を知らなかった

公開日: 更新日:

 高校は鳥取城北に留学し、日常会話に不自由することはないが、そこはまだ来日4年目。担当記者が「きょうの勝因は何ですか?」と聞くと、「ショーイン?」。

 慌てた記者は「勝った理由のことです」と言い直し、意味まで教える。

 さらに「三賞も見えてきた」と聞かれると、冒頭のセリフ。すぐに記者らが「殊勲賞、敢闘賞、技能賞とあって」と説明するも、今度は「それって何番勝てばもらえるの?」ときたもんだ。

 入門1年未満のモンゴル人だけに、角界用語や常識もよくわからない。担当記者はそれらをひとつひとつ教えてくれるのだから、ありがたい存在だろう。

 いつかは相撲記者たちをうっとうしく思う時がくるかもしれないが、当分は嫌な顔せずにおしゃべりしていた方が良さそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性