「右肘靱帯損傷」で今季絶望 巨人・菅野を壊した“真犯人”

公開日: 更新日:

 とは、巨人OB。

 そうでなくても、今季は首脳陣の中に2年目の菅野を投手陣の大黒柱として一本立ちさせ、そのためにタイトルを取らせたいという共通認識が最初からあった。有り余る戦力があるにもかかわらず、先発投手には開幕から中5日のローテーションを敷いたのも、菅野の登板数を増やすためと言われ、現に菅野は開幕からの登板12試合で中5日がチーム最多の8試合もあった。チーム内では、酷使による菅野の故障を心配する声が以前からあったのだ。

 本人によれば、野球人生で肩、ヒジを故障するのは初めての経験だという。右肘靭帯の部分損傷はヤンキースの田中将大と一緒。田中は復帰までに約2カ月半を要し、今も再発の可能性が指摘され、次に痛めたら手術といわれている。

 原監督は、「我々は立ち止まるわけにはいかない。菅野が戻ってこなかったとしても、菅野の穴を埋める選手が出てくることを望む。そうすれば、またチーム力は上がる」と言ったが、ムリを強いた代償は大きい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異