今年もCS“温存”か 阪神能見は調整登板でもピリッとせず
阪神の能見(35)が若手中心のフェニックスリーグのDeNA戦に登板。二回には「ひっかいた」と左手を気にするそぶりを見せるなど3回3失点。広島とのCSファーストステージでは2戦目以降の先発が予定されるが、不安が残る結果となった。
昨季の広島とのファーストステージ第1戦は新人の藤浪、第2戦はメッセンジャーで、登板機会がないまま敗退した。ファイナルステージの巨人戦を見据え、和田監督がエースを温存したことが裏目に出たと、関西マスコミなどにブッ叩かれたが、実は調子を落としていたという関係者もいる。
雪辱を期した今季は9勝13敗、防御率3.99と振るわず。かつての巨人キラーも今季は1勝5敗、防御率5・09とライバルにも返り討ちにされた。すっかり輝きを失った左腕は、4年ぶりのCS登板へ「問題ない」と言うが、和田監督は今年も“温存”したくなったのではないか。