ブラジル復権ではっきり 日本代表監督には“鬼軍曹”が適任

公開日: 更新日:

 日本代表―ブラジル代表戦(14日)は「W杯で傷を負った者同士」の対戦だった。

 ザッケローニ率いた日本代表は、W杯本大会1次リーグで1分け2敗。開催国のブラジルは、準決勝ドイツ戦1―7でまさかの惨敗。3位決定戦オランダ戦も0―3。“王国”の称号に泥を塗ってしまった。

 立て直しのために呼ばれた指揮官が、06~10年にブラジル代表監督を務め、“鬼軍曹”の異名を取るドゥンガ(50)である。

 W杯後、新生ブラジル代表はコロンビア、エクアドルをいずれも1―0で下し、11日に中国で行われたアルゼンチン戦は2―0完勝。シンガポールで日本を4―0で一蹴し、王国復権に向けて右肩上がり中だ。

「ブラジルは最高の選択をしました。ドゥンガは現役時代から『代表選手は高いプライドを持ち、セレソン(ブラジル代表の愛称)に人生のすべてを捧げる』などと発言し、ピッチ内外で軍隊並みの厳しい規律を課した男です。ややもすると精神論重視の方向に偏りがちですが、ドゥンガの下で新生ブラジル代表は、順調に復権の道をたどっています」(サッカーライター・平野史氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ドラフト目玉投手・石垣元気はメジャーから好条件オファー届かず…第1希望は「日本ハム経由で米挑戦」

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 7

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    米価暴落の兆し…すでに「コメ余り」シフトで今度こそ生産者にトドメ

  5. 10

    まだ無名の「アマNo.1サウスポー」評価爆上がり!23日ドラフト「外れ1位」なら大争奪戦も…