株主総会でヤリ玉も腐らず 阪神・福留孝介が持つ「芯の強さ」

公開日: 更新日:

「去年、今年の前半は期待通りの活躍ができなかった。ファンからの批判も激しかった。でも彼は気にするそぶりを見せず、むしろ真正面から受け止めていた。『それは自分の責任だから』と……」

 阪神のチーム関係者が、福留孝介(37)に関してこう証言する。

 今季終盤、本来の輝きを取り戻した。9月から今季終了まで打率.357、4本塁打、13打点。広島とのCSファーストステージで、両軍唯一の得点となるソロ本塁打を放つと、巨人とのファイナルステージでも攻守に躍動して日本シリーズ進出に貢献。阪神ファンから大喝采を浴びた。

 これまではヤジの方が多かった。中日時代に首位打者をはじめ数多くのタイトルを獲得した名選手も、13年に阪神入団以降は苦難続き。昨季は、5月に左膝半月板を手術し、打率・198、6本塁打と低迷。今季は開幕直後の巨人戦で守備の際に西岡と激突。鎖骨を折るなどの大ケガを負った。西岡と激突してからはバットを振るのはもちろん、肺も傷つき、走るだけで激痛に襲われたという。それでも試合に出続けた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?