石川遼の「実力不足」 B・ワトソンと同組でまざまざ露呈

公開日: 更新日:

 今さらではあるが、マスターズ覇者のバッバ・ワトソン(36)が格の違いを見せつけた。

 「三井住友VISAマスターズ」(太平洋クラブ御殿場C=7246ヤード・パー72)初日、スタートの10番。同組の石川遼谷原秀人は1打目にフェアウエーウッドを使うも、ワトソンはドライバーを抜いて330ヤードドライブ。いきなりギャラリーを沸かせた。

 15番(378ヤード・パー4)では再びピンクヘッドのドライバーが炸裂。追い風に乗った打球は花道右のラフまで飛ぶ350ヤード超のビッグキャリー。「毎年観戦している」というギャラリーは、「ここまで飛んだ球は見たことがない」と言って驚いていた。

 後半の6番(パー5)では、ラフからの第3打をロブショットでピン3メートルに寄せてバーディー。小技も冴えていた。

 7番(パー3)でバンカー脱出に2打を要しダブルボギーとしたのはご愛嬌。雪化粧の富士山から、時折強く冷たい風が吹きつけても、パー3を除く14ホール中11ホールでドライバーを使用。5アンダーの首位タイにつけたワトソンは、「風があったので低めの球を打つようドライバーはコントロールして打った。世界中どの大会でもラフのコンディションが違うので練習して調整した」と、04年大会出場以来となるコースでもすぐに適応した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘