9000万円減更改の巨人・阿部が来季抱える「2つの恐怖」

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「ダウンです。15%くらいかな。金額はみなさん(報道陣)で計算してください」

 巨人阿部慎之助(35)が昨4日、契約更改交渉を行い、9000万円ダウンの5億1000万円でサインした。

 今季は打率.248、19本塁打、57打点。プロ14年目で03年以来となる2度目の減俸となった。表情を変えず、「仕方ない。ダメだったら下がる。良かったら上がる。いつも言っているけど」と話したものの、現時点で同僚の杉内の5億円を上回り、日本球界最高年俸の座は死守。バランスなどを考慮した球団側の“温情”とも取れるが、来年以降はどうなるか分からない。

■来季は「打撃」だけが査定材料

 近年の巨人は、長年チームを支えてきた主力だろうが、成績によっては減額制限を大きく超えるダウンを提示する“ドライ査定”が基本。2年前、小笠原(現中日)には3億6000万円減という球界史上最大のダウン提示をのませた。その前年は高橋由にも1億8000万円ダウンでサインさせている。ある球界関係者が言う。

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