ゴルフ界に波紋を投げたマキロイの「ゲーム簡略化」提言

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 世界ランク1位の提言は発信力がある。

 男子ゴルフのR・マキロイ(25)は16日、BBC(英国放送協会)のラジオ番組で「ゴルフコースで5~6時間も使える時代は終わった」と発言。一般アマチュアの競技人口を増やしたいなら、時間短縮のためにゲームの簡略化を考えるべきだと提言した。

 欧米ではこの10年でゴルフ人口が500万人も減少。主な理由に、プレー時間の長さもあるといわれている。そこで1ラウンドを9ホールで終わりにしたり、直径が10.8センチのグリーンのカップを約38センチにするなどの方法を取り入れているコースもある。

 プロの競技はもちろん1ラウンド18ホールプレーではあるが、特にメジャー大会ではスロープレーに対して厳しくなった。昨年の全英オープン3日目には松山英樹が1罰打を科せられたことは記憶に新しい。

■「プレー短縮」にゴルフ場も苦慮

 総務省の調査では日本のゴルフ人口も2011年までの15年間で約40%も減少。20~30代の競技人口が激減し、団塊の世代が70歳に近づき、ゴルフ人口の減少に拍車がかかる「2015年問題」を業界は恐れている。

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