松山英樹またも1打差惜敗 「勝負のバック9」でなぜ“失速”

公開日: 更新日:

「この日の松山は早くから仕掛けて、自分でいい流れを作った。しかし13番で単独トップに立ったところでアドレナリンが出過ぎたのかタテの距離感が狂ってきた。アイアンが飛び出すと、パットも打ちすぎてしまうかもしれないという気持ちが出てくることがある。特に米ツアーのような高速グリーンでは入れたいけど、大きくオーバーしたくないと、リズムがおかしくなる。14番の3パットボギーは完全にそれが原因でしょう。インパクトを合わせにいって、しっかりボールをとらえていなかったから、松山のパットだけきれいな転がりをしていなかった。気持ちが守りに入ったのではないだろうけど、パッティングが萎縮して見えた」

 15番パー5は残り81ヤードの3打目をピン上6メートル。名物の16番パー3は9番アイアンを手にしながら、ピン左上6メートルのカラーに外してチャンスをモノにできなかった。17番4メートル、18番5.5メートルのバーディーパットはともにスライスラインだったが、ボールをしっかり打ちきれなかったために弱々しくカップ右にそれた。

 松山は昨年大会も優勝争いに絡んで2打差4位。この時も「優勝するためにはパターが必要だと思った」とグリーン上の不出来を反省している。1年前に比べたら成長しているのは確かだが、同じ過ちを繰り返していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず