サッカー協会どこで決断? 遅すぎたアギーレ解任の“全内幕”

公開日: 更新日:

 当初は「技術委員会終了後に原専務理事か、それとも霜田技術委員長が、簡単な囲み取材に応じるだけだろうな」と日本サッカー協会に集まった報道陣は、タカをくくっていた。

 3日午後2時に技術委員会が始まり、そのころから報道陣が詰めていた記者室内の雰囲気に変化が表れた。「大仁会長や原さんの姿を午前8時すぎに見掛けた」という話が広まり、すると同日午後3時半にサッカー協会が「日本代表アギーレ監督に関する記者会見のご案内」というリリースを配布。それから報道各社は大慌て。それまで各社担当記者など30人ほどの記者室に100人近いテレビ局のクルーやカメラマンたちが押し寄せ、某テレビ局などは中継車まで出動させた。

「2日深夜、アギーレ監督の告発が1月30日に受理されたことを確認したサッカー協会は、3日昼までに理事会メンバー全員から『大仁会長に判断を一任する』という委任状をかき集め、3日午後2時に大仁会長がスペイン滞在中のアギーレ監督に電話で契約解除を伝えました」(マスコミ関係者)

 サッカージャーナリストの六川亨氏はこう語る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾