スポンサーが「NO」 アギーレ監督は明日にでもクビになる

公開日: 更新日:

 サッカー協会の幹部はそれでも、「アギーレ監督が(来年1月9日開幕の)アジア杯で指揮を執ることに変わりはない」(原専務理事)と言っている。自分たちの任命責任を問われることを恐れてか、この期に及んでまだ「いろいろな状況を考えながらやっている」「詳しい情報を仕入れている段階」とのらりくらり。八百長疑惑を告発されただけで、「日本代表監督の資格なし」との声が大勢を占めているにもかかわらず、積極的に事態の収拾に乗り出そうという動きは皆無である。

「スポーツマスコミも日に日に、無策! 当事者意識ゼロ! とサッカー協会への批判を強めていますが、自ら三顧の礼で招いたアギーレを灰色のまま解任するという選択肢は彼らにはない。事態を動かすとしたら、スポンサーです。サッカー日本代表にはキリン、アディダスを筆頭に主要企業11社が莫大なサポート資金を出している。今年の5月にはキリングループが8年総額200億円で日本代表公式パートナー契約を更新。次いで11月にはアディダスがこちらも8年間で総額250億円という破格条件で契約を延長した。その他、アウディやみずほ、JALやコナミなどの主要スポンサーとの契約で年間50億円といわれるカネが協会に入っている。これなしには協会は立ち行きません」(サッカー記者)

 スポンサーが声を揃えて「NO」と言えば、アギーレは明日にでもクビになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動