連日雄叫びのソフトバンク松田 熱くなるほど心配な骨折癖
ソフトバンクが掲げた今季スローガン「熱男」(アツオ)。渋谷あたりをうろつく若者が考えたような軽いフレーズだが、その通りに熱気を発しているのが選手会長の松田宣浩(31)だ。
キャンプ地である生目の社運動公園では、松田の「おりゃあ!」という雄叫びを聞かない日はないほど。2年連続日本一に向けて、気合は十分なのだろう。
しかし、気合が入れば入るほど心配になってくるのがケガだ。なにせ、球界では「松田といえば骨折、骨折といえば松田」と言われるほど、アクシデントに見舞われる選手。09年に右手甲と右手首を骨折すると、10年左手首、12年右手薬指、昨季は右手人さし指の骨を折っている。いずれも死球やノック中の打球直撃など、グラウンド内での不運なケースばかりだ。
一軍に定着して7年で5回も骨を折る選手なんて、そうそういない。ケガのなかった11年、13年は144試合にフルイニング出場しただけに、なおさらもったいない。
熱くなるのは結構だが、カルシウムを取るのも忘れずに――。