グリエル頼み…補強戦線でひっそり負けた巨人の嫌われ方

公開日: 更新日:

 こちらは水面下で泡と消えていた。

 5日に松坂と中島がそれぞれ入団会見。争奪戦に勝利し、補強の目玉獲得に成功したパ・リーグ2球団とは対照的に、中島取りに執念を燃やしながら、最後に逃げられた阪神の“赤っ恥”だけが際立っている。が、巨人だって動いていた。

 米球界に精通する関係者がこう明かす。
「巨人はメッツをFAになった段階で松坂側にアタックしたものの、ソフトバンクの年俸4億円の3年契約という条件の前に、交渉はほとんど進展しなかった」

 中島もしかり。以前から原辰徳監督(56)と親交があり、当然調査対象ではあった。

「どこよりも早く動いて、どこよりも早く撤退した。CS敗退後から原監督は、盛んに『ポジションは横一線』と強調している。でも、現実的に来季の内野は一塁・阿部、三塁・村田、遊撃・坂本はレギュラー。中島は、FA1年目を終えた片岡が筆頭候補の二塁にということになる。こちらは西武時代の元同僚だから気まずいでしょう。しかも巨人が、二塁か三塁を守るDeNAのグリエル獲得に動いているという情報は中島側も把握していた。原監督との関係で、最初の段階では争奪戦をリードしているとみられていたものの、オリックスの他にも阪神、中日、DeNAなどが調査した人気者。層が厚くて冷や飯食いになるかもしれない巨人は、中島側に敬遠されたともっぱらです」(前出の関係者)

 今季、貧打に泣いた巨人は中軸を張れる強打者が欲しい。グリエルはキューバ側との交渉に時間を要することもあって入団は未知数。米国帰りの2人を獲得できず、思い通りの補強はできていない。これでグリエルも来なければ、巨人だってかなり痛い。

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